盛岡から花巻へ

盛岡から花巻に向かいました。
花巻は賢治さんの故郷。

岩手大学の次に行きたかった所は、羅須地人協会です。
ネットの情報では、9 時から開いているとありましたので、早速向かいました。
ここで、しっかりと賢治さんと向き合って来たかったのです。

残念!!
何と!!閉まっておりました(涙涙)
11 月から来年 3 月まで閉館です。
情報では、12 月から閉館となっていたのに・・・・・
かなりショック。

ここは、農学校の先生を辞めてから、農民として暮らし、農民に対して最も精力的に活動した場所です。
そして挫折をする場所でもあります。
かつて訪れた時に、真っ直ぐであるが故に切ない賢治さんに出会えた場所でした。

残念な気持ちでいても何も得られませんので、銀河鉄道の夜の企画展をやっているという記念館に足を運ぶ事にしました。
残念なことが重なり、展示されていたものは、既に得ていることばかりでした。

花巻農業高校近くの橋から北上川を見られたのと、毎回楽しみにしているカフェキャビンの「わさび冷麺」を食べられたので、この日は、良しとすることにしました。
何と前向きな私であることか(笑)

写真は、賢治記念館からの眺めです。

さて、次の日は、毎回訪れる度に他では購入できない貴重な書籍を購入している、イーハト ーブ館へ。

全く知らずに訪れたのですが、何と!!ますむらひろしさんの企画展が開催されていました。
絵で表現する方であるが故に感じる疑問と模索とその答え。
何度も何度も描いてみる下書き。

そして、何ともしっくりこない最終稿の幕切れを四次稿編でどう表現したか。
私がクリエ版台本の最後をどうしめくくり、テーマ曲であり最後に歌われる「銀河よ」につなげていくか辿った過程ととても良く似ていて、やっぱりそう思いましたか!!と嬉しくなりました。

そして、答えは永遠ではなく、ふとした時に、あるいは何かに触れた時に、新たな答えが見えたりするという様なことも、ああ、やっぱりそうなんだと、納得もしたのでした。

思いがけず見ることが出来たますむらさんの企画展。
午前中いっぱい、心行くまで見て参りました。

そして、必ず「これ!!」という本に出合える図書コーナー。
「同窓生が語る宮澤賢治 盛岡農林学校と宮澤賢治 120 年のタイムスリップ」
え?盛岡で目にしたことが、更に深められる様な書籍が、今、私の目の前にあるなんて!! これは、偶然でしょうか?賢治さんがしかけた出会いでしょうか?
これは、買う以外の選択はありません。

そして、もう 1 冊、「賢治の見た夢」
今回は、この 2 冊を購入しました。
大切に抱え込みながら、秋が深まるイーハトーブ館を後にしました。 昨日の残念さはどこかへ吹き飛び、大満足です。
賢治さんの墓参りを済ませ、帰路につきました。
もう、一人旅にハマりそうです。