銀河鉄道の夜は、難しい

先日の合宿の時に、ひたちなかカンパニーのメンバーの中高生たちが通し稽古を観にきてくれました。

「どう?わかった?」と聞くと、

「本を読むよりかは・・・・」との答え。

確かに、今までの作品に比べると、難しいです。

次々と現れるものも、何を意味しているのか、分かりにくいです。

私自身が、本を何度読んでも、良く解らなかったくらいですから。

「ものすごく好き」という人も、その多くは、ある部分が好きなことが多いようです。

深く理解している人も、解釈や好きな部分は様々のようです。

さて、次々と現れるものを、ワクワクした気持ちで見ていける為に、今、色々と工夫をしています。

舞台は、目で見て、音で聴いて、感じたり理解したり出来るものが沢山あります。本で読むのとは違う楽しさです。映画やアニメの様に無限ではありませんが、生ならではの臨場感があります。

衣裳、道具、照明などが、大きな役割を果たします。

合宿での通しは、それらが無い中ででした。本番の舞台は、きっと、はっとすることが沢山あると思います。

天の野原、三角標などの道具たち。個性的な登場人物の衣裳、舞台全体の明るさ明かりの作りや暗転の間など、そのようなものも舞台を作る大きな要素なのですね。

子どもたちが見ていてもワクワクして来て、大人たちは、心の奥深くでそれぞれの大切なものと重ねて感じていけるような舞台になるよう、今、舞台作りの真っ最中です。

道具も衣裳もどんどん上がってきています。

皆さん、どうぞお楽しみに。

花たちが春を満喫しています。