舞台を支えてくれている人たち ― 衣裳、道具編

衣裳を縫っているのは、子供の役者のお母さんたちです。

この日はたまたまこのメンバーでしたが、日替わりで沢山のお母さんたちが、ミシンを持ってクリエで衣裳作りをしてくれました。

この縫製チームのリーダーは、衣裳部のしづかちゃん。

写真を撮った時は、丁度外に出ていてこの場にいませんでしたが、いつもすべての衣裳のパターンを引いてくれています。

1枚のデザイン画を見ただけで、それと同じ衣裳を作ってしまうすごい人です。Sing a Songのロボットや、王家の瑞宝の王家の人々の衣裳もしづかちゃんが縫ってくれました。今回は、古代の王様敏仁とその父絢仁の衣裳を縫ってくれました。

埴輪を作っているのは、つるちゃん。今はちょっとお休みしていますが、クリエの大切な役者の一人です。今回は埴輪職人です。

つるちゃんの脇にいるのは演出家の順君です。成一がみつけた馬の埴輪の頭を作っています。順君も実は絵や作りものが得意で、前作Sing s Songの、あのララの家のパネルの絵を描いています。

写真を撮った時にはいませんでしたが、つるちゃんの職場の後輩や、役者のMIさん(今回は都合で不参加でした)も埴輪を作ってくれました。

舞台を観てくださった方はおわかりでしょうが、今回はとても沢山の埴輪が登場しています。役者も手伝いましたが、家、犬、馬、踊る埴輪、兵士、鳥などの芸術作品はこの3人が作ってくれました。

埴輪職人の衣裳に絵を描いてくれたのは、なっちゃんです。

バーっと並べて、バーっと描いちゃいました。

舞台上で使われた粘土は、本番前に役者がこねました。

白い紙粘土に絵の具を練り込んで相当の量の粘土を作りました。

いつもクリエの衣裳は手作りです。ピンの役のものは、殆どがしづかちゃん、沢山作る場合は、子供の役者のお母さんたち、場合によっては振付の美穂や大人の役者たちも作っています。

道具も色々工夫をしながら、毎回、役者やスタッフの誰かが手作りしています。

要するに、クリエのメンバーは、スタッフも役者もかなり色々なことをこなしているのですね。