2014年6月アーカイブ

昨日は、ごん役を決めるためのオーディションがありました。

 

下の写真はオーディション前の全体稽古です。


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いつも仲の良いクリエの仲間たち。

まもなく審査が始まるという時。

それぞれが自分の世界に入っています。

 

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オーディションでは、心地よい緊張感の中、ベテランから初参加の小学2年生まで、全員が、セリフを言い切り、ごんのソロ2曲を歌い切りました。

そのレベルの高さに、スタッフもびっくり!!です。

 

セリフは、ごんの気持ちの変化を、それぞれが感じる間の取り方、緩急や抑揚の付け方、ため息などなどで、自分の表現をしている所がすごいと思いました。

みんな違うのですが、そのどれもが素晴らしい。

 

歌も、気持ちの変化、バックのサウンドやリズムの変化を感じて表現してくれていることに驚きました。

先週1回しかお稽古していないのです。しかも、音取りしかやっていません。サウンドのここを聴いてこの変化を感じてなどというレッスンはしていないのに、特に3年目以上の役者たちは、自分で詩を読み、音を聴き、感じ、表現してくれていることがとても嬉しかったです。


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写真は、逆光なのと、曲がっているのが多くて、残念ですが・・・・・

 

 

最後はダンス。

こちらも、本当にいい笑顔で踊っていました。

音の流れを感じながら。

 

 

クリエの演出家は、演じる人が変われば、お芝居も変わるという考え方です。

同じ作品でも、それぞれ、感じる「心」も、それを表現する「体」も、「技術」も違うのですから、当然といえば当然のことです。

特に、受け答え、やりとりがあるお芝居は、相手のセリフを受けて自分のセリフを言うのですから。

同じ役者でも、1回目の公演と2回目の公演では違ったりするのです。

 

「言われたからそうする」のではなくて、「こう感じたからこう表現する」ということは演者としてとても大事なことです。

 

それぞれが、高いレベルでそれが出来た今回のオーディション。

やって良かったです。

このオーディションを通して、役者のレベルがぐんと上がりました。

 

でも、ごんは一人(一匹)だけしか選べません。

それが辛いですね。

 

オーディション参加者全員の写真です。

 

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現在、週末は、ひたちなかの稽古です。

つくばは、水曜日にワークショップをやっています。

 

この日曜日は、「ごんオーディション」のための歌稽古でした。

つくばの「ごん」は、長年つくばのカンパニーで活動してきたえりさが、キャラクターとしてもいいかな、というのが、稽古始めからありましたが、ひたちなかは、今回はオーディションで決めます。

オーディションでは、歌だけでなく、ごんのパワー、かわいらしさ、一途さ、単純な発想が成立するキャラクター、などを持ち合わせているか、見たいと思っています。

 

その中でも、ごんのソロは、ごんの気持ちの変化を辿って行く大切なものです。音程やリズムの正確さだけでなく、その時の気持ちをどれだけ表現出来るかがとても大切なのです。

さあ、役者のみなさん、来週のオーディション、頑張ってくださいね。

 

日曜日、歌稽古のあとは、新メンバーのChiちゃんの歓迎とメンバーの交流を深めることもあって、大人たちの「カレーを食べる会」をしました。


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このカレー、手軽で、美味しくて、みんなの気持ちが一つになる魔法のご馳走なのです。


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そのカレーを食べる会の席で、中学生の時から何回か公演に参加しているRy君が、クリエは、みんな仲がいいとしみじみと言っていました。

いじめたり、足を引っ張ったりする人は、本当にいないのですね。

そんな人は来ないか、来ても逆にここが気持ちよくなくて去って行くか、変わっていくかのどれかなのでしょうね。

 

ミュージカルの役者たちは、役と、アンサンブルに大きく分けられます。

クリエの役者たちのすごい所は、アンサンブルも、心を一つにして、いい作品にしていくことに徹する所です。役に付いている人を妬んだり、足を引っ張ろうとしたりする人は誰もいません。

 

そういえば、10年も前になりますが、同世代が何人もいる中で、Aちゃんが主役になり、他の子たちはアンサンブルになりました。IMHちゃんが、「アンサンブルも頑張ろうね!」と仲間たちに言っているのを聞いたことを思い出しました。当時彼女は中1だったと思います。中学生がこんなことを言えるって凄すぎですよね!!

その後、彼女は、金色姫やSing a Songのララなどをやりましたが、アンサンブルの時も主役の時も変わらず、皆に心を配り、沢山のことに気づき、その世代の中心的な存在としてクリエを形作ってきてくれました。

 

今回も、ごん、兵十、そして村人たち(アンサンブル)という役構成です。

来週は、ごんオーディションです。その次の週にはごん役が決まります。それと並んで兵十も決まると思います。今回も、役に決まった人も、アンサンブルの人も、皆でいい作品にしていってくれることと思います。

軽井沢!!!

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今、軽井沢です。
これはお世話になっている所の猫ちゃんたちです。

b0275.jpg小さなベッドに3匹入っています。
5匹の猫ちゃんに癒されています。

私のための私だけの時間!!
本当に本当に久しぶりのお休みです。

1月4日の広報会議から始まった、今年の仕事。
半年ぶりに、やっと自分の時間が取れました。

60年あまりの人生の中で、こんなにいろいろな事が重なり、こんなに忙しく、こんなに追い込まれ、苦しい日々は無かったかなあ。

劇団の作品創りに関わるだけではなく、公演そのものを成功させるための制作に関わることも沢山あります。

それと重なって、ベール小学校の台本書きもあり、5月からのスケジュールも決めなくてはなりません。

一番大変だったのが、発表会のための楽譜書きでした。
子供達全員の楽譜を、レッスンと公演の準備の間にアレンジして書きました。

いつもなら、ひたちなか市文化会館でピアノ2台を使って3月にやる発表会が、場所が借りられず、6月に別の会場でビアノ1台でやりました。
子供達の希望もあって、連弾の楽譜を書いたのですが、とにかく今回のアレンジは大変でした。
それが公演の準備と重なり、台本もいつもより早い時期にお願いされ、全て一度に押し寄せてしまったのです。

その発表会も終わり、昨日は発表会の片付けや事務局会議の準備をして、軽井沢に向かいました。

今、休日を堪能しています。

今日は草津温泉に行きました。

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大滝温泉です。
演出家を思い出し、仕事モードになりそうになりましたが、温泉に浸かった途端

極楽です!!

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露天風呂もありました。

今は部屋でゆっくりしています。

今夜はステーキを食べに行きます。
明日は、ガラス細工の工房に行く予定です。

半年間、一日も休ます働いたご褒美です。

リフレッシュして戻れそうです。

発表会の日に

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夜、facebookを見ると、今日(アメリカでは昨日の日付ですが)、Luis(ルイス)が父になったことが報告されていました。

彼が父になったことを知って、「おう!!おめでとう!!」と、思いました。

 

Luisは、日本でもワークショップをやってくれたり、クリエのクリスマスコンサートにも出演してくれたりもしました。ニューヨークのブロードウェイで踊っていて、トニー賞にも出ていたりして、活躍しているダンサーです。振付の美穂がNYに留学している時に出会った、お互いに「いいダンサー」と認めあっている友人です。

 

そのLuisが、奥様をとても深く愛し、赤ちゃんが生まれてくる事を心待ちにしていることが、彼のfacebookに、仕事の合間の記事として書かれていて、日本にいる私にも、それが伝わって来ていました。

赤ちゃんの誕生もfacebookで知りました。

Hikari(光)君。男の子です。

日本人の名前の漢字には意味があることを美穂から教えてもらっていて、自分の子供の名前も意味のあるものにしたいと、ずっと思っていたようです。

 

 

そして、今日、クリエ音楽教室では発表会がありました。

ドラマ―のLoui(塁=るい)さんが、子供たちと共演してくれました。

やはり、振付の美穂が、仕事を通して知り合った方ですが、彼女が大好きなアーティストの一人です。

彼も7月に父になります。

こちらは女の子だそうです。

やはり、奥様を深く愛していて、娘の誕生を心から楽しみにしていています。

それを、彼との話の中で、とても感じました。

 

彼らに共通することは、子供たち、他の人たちへの接し方がとても温かいということです。

「女性よりも一回り大きな愛」というものを感じます。

二人共、好きなことを仕事にしていて、その魅力を周囲に熱く語ってくれることも共通しています。

フリーの立場で好きな事を仕事にするって、聞こえはいいですけれど、凄く大変なことですよね。自分の仕事に打ち込む力が、それを周囲に認めてもらえるような力があるからこそ、自分の家族に愛や責任を持ち、周囲の人々を大きな愛で包み込むことが出来るのでしょうか。それが、更に彼らの魅力になっていくのでしょうか。

 

発表会の会場には、子供たちのお父さんも沢山来てくださいました。

子供たちを見守るご両親の眼差しを見て、

「母の愛は細かいことに目を向け、日々の生活をサポートしてくれる細やかな愛。」

「父の愛は、大きく家族を包み込んでくれるおおらかな愛。」

か・な。などと思いました。

 

来週は父の日ですね。

 

発表会でいただいたお花の写真を添えます。

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クリエの作品は、全てオリジナルです。

「金色姫ものがたり」は、筑波山のふもとに伝わる「金色姫伝説」を元に書きましたが、創作の部分が大半を占めます。それ以外の作品は、全て原案からオリジナルです。

 

今回、初めて、文学作品として完成されたものを、そのオリジナル版を元に書きました。

作者の新美南吉の描きたかった世界を大切にしたいと思いながら書きました。

 

「ごんぎつね」は、小学校4年生の教科書に載っています。教科書の中の一つの題材なので、そう長くはありません。それを2時間近くの舞台作品にするということは、無駄が多いのではないかと思った方もいるようです。

 

私は、南吉が書いた文章を、一言、一行、丁寧に読み込む作業をしました。

いたずらばかりしていたごんや、村に現れる鰯売りなどは、想像するだけで楽しく、面白いシーンが出来上がっていきました。

兵十の母親の葬式の場面や、山で栗を拾って届けるごんも、色々なことを感じながら書くことができました。

オリジナルのものがたりに登場する弥助、加助、吉兵衛も、その家族と共に描いてみました。

決して豊かではないながらも子供たちは元気に育ち、大人たちも助け合って生きて来た、当時の地方の村の様子として描いています。

この様にして、約2時間の台本は書き上げられました。

 

演出家は、ミュージカルの「観る楽しさ」を考慮に入れながらも、無駄と思われるものは極力入れない様に、シンプルに、わかりやすく、との考えを持っています。

台本も整理され、シンプルな中に描きたい世界が凝縮されたように思います。

 

佐藤学さんの日本画の背景、小松洋紀さんがデザインしてくれた小袖、魂の作曲家金ちゃんの音楽と共に、いつか、この作品を海外に紹介し、新美南吉の名と、その作品が持つ哀しさや温かさが知られて行ったらいいなあ、と、願っています。

日本のアンデルセンとして。

 

そんな機会をどなたかお与えくださったら、嬉しい限りです。

 

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庭の紫陽花の花が色づく季節になりました。

窓からは、鳥たちのさえずりが聞こえてきます。

我が家に来てまもなく1年になるネコのシャルルンは、お腹を出してくつろいでいます。

 

今度の日曜日は、クリエ音楽教室の発表会です。

それが終わったら、つくばのワークショップ、ひたちなかの稽古に本格的に取り組んでいきます。

皆さまにも、お稽古場の様子もお伝えしていきたいと思います。
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