2011年10月26日
 ■  役者の横顔 ― その①

今回のお話は、ドラッチェルルド家の瑞宝をめぐるお話です。
役者の横顔をちょっとだけ、紹介しますね。
いい写真が無いので、今週末の稽古で上手く撮れたら、載せますね。
とりあえず、写真はありませんが、王家の人々から、横顔を載せます。
こんな、前情報があって、舞台を観ると、楽しさが増すのではないかと思って書きました。

<王家>

王様は、ケンケン。初舞台なので、初めは心配でした。
驚いたことに、稽古の度に、上達しているのです。
もっと、驚いたことは、だんだんと王様らしくなっていること。
舞台の上の王様は、客席からは、何歳くらいに見えるでしょうか。
こんなことも、舞台を観る楽しさでもあります。
実際の年齢は、幕が下りてから教えますね。
毎週つくばから通ってくれています。

お妃さまは、とても優しい、いたっち。
合宿前までは、優しいお妃さまでした。
合宿の頃から、毅然としたお妃様にキャラを変えて演じてみたら、子供たちが寄りつかなくなったそうです。
トホホ・・・・
幅広い表現力で、どんな役でもこなせてしまう、貴重な役者さんでもあり、メンバーを温かく包んでくれる大切な存在でもある。

一人息子の王子、マイネは、中学2年生のみー君。
本当は、一人息子ではなく、4人兄弟の長男です。
真っ直ぐな性格で、父親に対しても臆せずものを言う、そんな王子を好演しています。
次の週には、ピアノのコンサートを控えていて、今、ベートーヴェンのソナタを練習中。


<王子の付き人たち>
王家から、特別に羽根を与えられていて、風になって空を飛んで、王子の身を護ります。

4人で一つの役ですが、それぞれ、性格が違います。
それが、名前や衣裳の色にも表れています。

ラ―ラ:ピーチ
クーラ:みずいろ
サーラ:ペパーミントグリーン
マーラ:ピンク

名前の響きと、衣裳の色から、それぞれの役を想像してみてください。
そして、実際の性格とも、なぜか、近い感じがします。

4人は11歳から13歳です。子供から大人になる多感な年ごろ。
この年齢をくぐってきた大人たちに、とても可愛がってもらっているのを感じます。
舞台上では、明るく軽やかに、歌い、踊ってくれると思います。

凄いことに、中1のクーラは、みんなの衣裳を縫ってくれています。

投稿者 上原久栄 : 03:43 | コメント (1) | トラックバック
2011年10月24日
 ■  いっぱいいっぱい

いよいよ公演まで2週間を切ってしまいました。

稽古は、順調に進んでいて、良い仕上がりになっています。

今、いっぱいいっぱいなのは、道具、衣裳など、作る作業をしているスタッフたちです。

今回は、全員の衣裳を作っています。
帽子からズボンまで、本当に沢山あって、大変です。
どんな衣裳が出来上がるのでしょうね。
楽しみにしていてくださいね。


それから、今回、あるものを作るのに、200m以上もオーガンジーの布を用意しました。


それは、どこに使われるのか、こちらも楽しみにしていてくださいね。
でも、想像以上に制作が大変です(汗)

そして、もう一つ、何やら、大道具制作班が作っています。
何ができるのやら・・・・・


舞台を観る楽しさは、どんなお話かというだけではなくて、限られた空間の中で、どんな表現をするのか、ということもあると思います。
こちらも、みなさん、お楽しみに。

投稿者 上原久栄 : 23:29 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月17日
 ■  「王家の瑞宝」のきっかけ

昨年の年末、たまたま見たテレビの番組で、成田空港にリポーターが行っていました。
そして、歌手の美川憲一さんが、突撃リポートされていました。
ロスに向かうそうで、プライベートな感じのいでたちでした。
彼は昨年、NHKの紅白歌合戦に落選してしまって、大晦日には日本にいないようでした。
本当に、1分もあったでしょうかというリポートでしたが、その中で彼は、私の心に残ることを言っていたのです。

何と言っていたのでしょうね。
それは、舞台を見てのお楽しみにしておきます。
実は、お芝居の中で、その言葉を、ドラッチェルルド王国の王様が言っています。

演出家が「宝探しの話がいい」と提案して、作曲家がオープニングのメロディの案を見せてくれて、美川憲一さんの言葉が私の心に再び浮かび、このお話が出来ました。

心に残る舞台にしたいと思っています。
みなさまどうぞお楽しみに。


昨日は、テクニカルスタッフの稽古見でした。
今回は、多目的ホールということで、いつもと条件は違いますが、精一杯の仕事をしてくださると思います。
写真は、稽古見の後の打ち合わせです。


沢山の方が関わってくださって、クリエの舞台の幕は上がります。
稽古後、子供の役者のお父様が、「凄いチームワークですね!」と言ってくれました。
一瞬理解出来ず「え?!」と私。
「だって、一人じゃあ出来ないでしょ。」
その通りです。
ちいさなきっかけから生まれたお話が、沢山の方が関わってくれて、作品になり、お客様にお届けできる。
本当に幸せなことです。

投稿者 上原久栄 : 23:16 | コメント (1) | トラックバック
2011年10月13日
 ■  合宿

3連休の間、合宿をしました。
今年は、いつも貸して戴いている常陸太田市の「西山研修所」が被災して使用出来ないため、「大洗こどもの城」をお借りしました。
海に近い松林の中の施設です。

稽古稽古稽古の3日間でした。
毎回新作は大変なのですが、今回も、新しいシーンが加わったり、台詞や振りの直しが入ったり、役者はこの変更を頭と体に入れるだけで、大変です。
来週は、テクニカルスタッフさんの稽古見です。
その前に、形が出来ていなければなりません。
この合宿が、稽古の山になります。

そんな合宿中日の昼食後、海に行って、M14を歌って来ました。最後に作った歌です。



♪海に浮かぶ 小さな島は
私たちが 生まれた国

青い空が 美しい島は
私たちが 育った国

こんな歌いだしで始まります。
ドラッチェルルド王国は、小さい島国です。
日本と同じです。いえ、もっと小さい国です。
この国での出来事と、今私たちが置かれている現実が重なります。

海と、空と、風と、砂浜と・・・・・心地よい中にある厳しい現実。
それでも、それでも、どんなに厳しい現実に直面しても、ここは、私たちが生まれ育った所なのだという、この現実も変わらないのですね。
今回は、震災、津波、原発事故を目の当たりに経験して、子供たちもお芝居に一層の現実味を感じていると思うのです。

舞台からお客様へ、「王家の瑞宝」の作品の中に込められた思いをお伝え出来る様、真剣な稽古が続いた合宿でした。




投稿者 上原久栄 : 00:38 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月07日
 ■  脚本の執筆

いよいよ、公演1カ月前です。
まだ、台本の直しをやっています。


参加メンバーも大体しか決まっていず、勿論、誰が何の役をやるかも決まっていない段階で、一日半ほどで、書いた台本です。
しかも、30人程のキャスト分の役を、頭の中で考えながら書くのです。
時間は休憩も入れて2時間。
空間は舞台のみ。

いつも、台本は、この様な沢山の制約の中で書かれます。
とにかく30人分の登場人物を考えるだけでも大変です。
登場人物があまりにも多様だと、初めて見るお客様にわかりにくいので、大きく3つほどの役に分けます。
今回は、王家、そして街の人々を2つに分けて。これで大きく3つです。そして、話の案内人のような役を置きました。
役は、男女、年齢など、度外視して書きました。

小説だったら、原稿用紙1000枚書いても200枚書いてもいいのですが、クリエのミュージカルは2時間分です。
しかも、稽古日程も、公演日も決まっていて、それに間に合う様に書かなくてはなりません。

私は、1ページ40字16行で書いています。平均すると、大体この1ページが1分になります。
休憩もあるので、100~110ページほどに収めなくてはなりません。
勿論、台詞だけで書いていきますので、細かい心の動きなどは、あまり書き込めないのです。
シーン毎に書くので、場面の変化も必要です。
ドラマチックに描かなければならないし、歌やダンスでの見せ場もどこに持って行くか考えながら、一応は書くのですが・・・・・

初演のための第1稿は、やはり、不備も多く、書き直さなくてはならない箇所が出て来てしまいます。
細かく書けないので、話が飛躍してしまったり、説明不足だったり・・・

何箇所か書き直して、やっと、納得いく台本になりました。
役者は、直しがあると大変ですが、良い作品にするために、頑張ってもらっています。

来週には、上演台本を上げなくてはなりません。
あと少しです。

さて、作曲や、振付は、どんな感じで作るのでしょうね?


投稿者 上原久栄 : 23:27 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月02日
 ■  嬉しいお知らせ

クリエの舞台を長く観てくださっているお客様なら、きっと、記憶に残っていると思いますが、「金色姫ものがたり」では、ネコのミケ、「ジャンブリーニ国の冒険」では、妖精メゲを演じた、Mamiちゃんから、嬉しい知らせが届きました。

指定校推薦で、早稲田大学文化構想学部に合格したそうです。おめでとうございます!!
Mamiちゃんは、イマジンミュージカルの舞台に立ちながら、勉強も頑張っていました。
やってみたいことが沢山のMamiちゃん、これから、どんな活躍をしていくのでしょうね。
とても楽しみです。

クリエの中学生、高校生たちは、お姉と呼ばれています。
大人ではないけれど、小学生の子供たちからしてみたら、すごくお姉さんにみえるはず。
小学生は彼女たちに、甘えたり、相談相手になってもらったり。作品を作っている間も、頼もしい存在です。
そして、みんな、クリエに参加しながら、自分の目標に向かって頑張っていて、結果を出しています。Mamiちゃんも、その中の一人です。

クリエでは、稽古が始まると、子供たちと、こんな約束をします。
「週末は、宿題を終わらせてから稽古に参加すること」
保護者も一緒のミーティングの席でこの話をしますので、お家でも、「宿題をちゃんとやる」ことが、クリエへの参加条件に暗黙の裡になっている家庭が多いようです。

公演まで日が迫ってきました。
今日も子供たちは、勉強、部活、クリエ・・・・・色々両立させながら、元気に頑張っています。それは、決して無駄にはならないはずで、きっと将来につながっていくだろうと、信じています。

投稿者 上原久栄 : 07:10 | コメント (0) | トラックバック