2008年05月20日
 ■  姫(?)オーディション                ジャック

 このところ、ニュースではミャンマーの洪水、中国の大地震と、悲劇の報道が毎日流れています。怪我をして横たわっている人、少ない食料に群がる人々、呆然と涙を流す子ども。援助を求める声、不満や苛立ちの声。「金色姫ものがたり」に臨むクリエの役者達は、どんな気持ちでテレビを見ているのでしょうか。テレビに映る映像、それは遠い国、知らない国、自分達とはかけ離れた世界・・・我が家の子ども達は、そんな感覚で見ているのかもしれません。悲劇の報道が、あまりにも日常的なものになっているから。でも、そんな時に考えて欲しい。「もし、世界が100人の村だったら」
 異国の哀れな「姫」を受け入れる優しい権太夫家族、陰で応援するネコとネズミ、彼らを取り巻く村の人々。権太夫の深い愛は、姫に伝わり、村人に伝わり、そして海を越えて遠い天竺の姫の両親へと伝わる。もし、世界が100人の村で、その一人が権太夫だったなら、きっと100人全員幸せに暮らせるだろう・・・そんなことを考えながら、今週もクリエの稽古に子ども達を送り出すのでした。
初稽古から1ヶ月あまり、M1の振付が始まりました。同時にキャストもそろそろ決まる・・・のかと思いきや、今年はなんと、「姫」オーディション!?なるものがあるとのこと。対象者は子供から大人まで女性の役者全員!!現実的には「私は対象外」と感じている我が娘、それでもかなり緊張したようです。
脚本家、演出家、振付師を前に、一人ずつ、姫の台詞を言い、姫のソロパートを歌うのです。普段の稽古では、このように一人ずつ歌ったりすることは少ないのでしょうか、「泣きそう」なくらい、緊張している姿も。それでも、子供も大人も、初参加の役者もベテラン役者も、皆とても立派に「オーディション」を受けていました。こんな機会を与えられるのも、クリエならではの良いところ・・・なんて、高みの見物をしている私でした。自分にはとてもとてもマネできません(笑)
さてさて、キャスト発表は1週間後、土曜日です。誰が「姫」に選ばれるのでしょうか。きっと、皆さん、気になって仕方がないんじゃないかな。。。

投稿者 ジャック : 2008年05月20日 23:26

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kurie1992.or.jp/bin/mt-tb.cgi/41

コメント

そうです、先日は「姫オーディション」がありました。みな、いつに無く緊張した様子でした。
このオーディションには二つのねらいがありました。

一つは、その名の通り、姫を選ぶためです。金色姫は11歳という設定ですので、9歳の小3から?歳の大人まで、お芝居の中では11歳を演じることは出来るので、女子全員対象で行いました。
「金色姫」役を選ぶだけでなく、それぞれの役者の持ち味や、その可能性も見たかったこともあります。

もう一つは、「金色姫」の身の上を改めて想像してみて欲しかったのです。
人前でセリフを言うには、黙読したり、他の人が言っているのを聞いたりしている時よりも、より深くそして強く感じたり考えたりしなければなりません。


オープニングとエンディングで歌うM1の歌詞の中に

♪いつでも どこでも どんな時も
子供たちの 笑顔と 歌声は
小さな幸せ 願ってるよ
この願い 叶えて

とあります。

「金色姫」という異国の姫のものがたりを通して、ミャンマーの子供たちも、中国の子供たちも、イラクの子供たちも、そして、あなたの隣にいる子供たちも、みんな同じ小さな幸せを願っていることを改めて思い、それを叶えるためにはどうしたら良いのか、私たちが一緒に考え、行動できたなら、と思うのです。

投稿者 脚本・詞を書いている上原です。 : 2008年05月28日 03:18

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)