ご無沙汰しております。西林素子です。
ニューヨークに来て一ヶ月がたちました。早いような遅いような…変な感じです。
こちらに来た次の日に雪がつもりました。もうとにかく寒くて寒くて、着られるだけ重ね着して出かけていたものです。どれくらい重ね着していたかというと、地下鉄で、急ブレーキでとまったときにとっさに腕が上がらなくて手すりをつかめず、とっとっとっと通路をけんけんしてしまったくらいです。6枚くらい着てたのかな。でも、人間の身体ってすばらしいですね。1週間もたつとだんだんこちらの気候に適応してくるのですね。すぐにだいぶ薄着で出歩けるようになりました。
こちらでは毎日レッスンを受けて、たまに舞台を観にいったりしています。クリエでワークショップやってくれたこともあるルイスの出ているミュージカル"In the Heights"も見に行きました。ニューヨークには中南米からたくさんの人々が仕事を求めてやってきており、自然と固まって住むようになっています。その一つがマンハッタン島の北西にあるWashington Heightsという地域で、そこに住む人々の生活をこのミュージカルでは描いています。中南米の国々は、ブラジルをのぞいてかつてスペインの植民地だったため、スペイン語が使われています。ですからニューヨークに来た人々も仲間うちではスペイン語で話しています。お芝居の中でもスペイン語が使われたりしており、英語だけでも往生していた私にはきつかったです。英語もだいたいの筋は分かるものの、かなり早口だし冗談はまったく分からず、まわりで爆笑の嵐が起こっているのにわけが分からず取り残されてさびしい思いをしました。語学は若いうちに身に着けておきましょうね。うむ。いきなりお説教じみてしまいました…でも本当に。
作品の中で使われている音楽はサルサありタンゴありヒップホップありと多彩で、しかもどれもかっこよかった。自国で育んできた文化とアメリカの文化をただ切り貼りしただけでなく、その二つがうまく溶け合ってすばらしいものになっていました。そしてその中で役者が舞台の空気をかき回し、客席を巻き込んで大きなエネルギーの渦を作っていました。クリエの舞台もこうありたい。次回公演がんばりましょう。
ニューヨークタイムズに批評が載っていたので興味があったら見てみてください。本当なら私が和訳すべきですよね…まあ英語の勉強だと思って挑戦してみてください。小学生はクリエのお兄さんお姉さんに聞いてね。
では身体に気をつけて、そして、毎日お風呂上りにストレッチをしてください。言うまでもないでしょうが…もちろんしてますよね?!次に会うのが楽しみです。3ヶ月たったらどんなにふにゃふにゃにやわらかくなっていることだろう。それではまた。
http://www.nytimes.com/2008/03/14/theater/14heig.html?pagewanted=all
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コメント
NYからのおたより、ありがとうございます。
私も冬のNYに行ったことがあるけれど、ビルの谷間を、風がビュンビュン吹き抜けて、ホントに寒いですよね。
Luisが出ているミュージカルを観てきたのですね。いいなあ・・・クリエのメンバーは何人もNYに行っているのですが、いつもタイミングが悪くて、彼が出ているショーを、誰も観たことがないと思いますよ。
NYは「人種のるつぼ」と言われているように、世界中から人々が集まっていますよね。ミュージカルやショーも、人種を扱ったものが、沢山ありますね。しかも、役者も多種多様な人々がいるので、リアリティが出せるのです。日本では、プエルトリコ人もイタリア移民もみんな日本人なので、初めて見た時は、え?あれ?って思いました。仕方ないですよね、だって、殆どが日本人なのですからね。そう言う私たちも「あの空に向かって」では、2つの国があって、髪の毛の色で区別したりしましたね。
折角行っているのですから、"NY"を沢山感じてきてくださいね。
金色姫の台本も上がりました。素子ちゃんが帰国するころには、本読みも始まっているでしょうか。
楽しみにしていてくださいね。
投稿者 上原です。 : 2008年03月18日 03:14