2007年09月28日
 ■  稽古場から

Hiキャシーです。なかなか思ったようには書けないものです。やっと書きました!
今日は、稽古場の様子を写真入でお伝えします。

≪お芝居って・・・・・≫
今日は衣裳を着て通し稽古をしました。衣裳を着ると、不思議と役になっていきます。お芝居を初めてやってみて、この「役になる」のが、何だか恥ずかしくてなかなか出来ませんでした。お芝居ってこんなにも恥ずかしいなんて・・・・・だって、自分では言いっこないセリフをなり切って言うのですから。大人たちはみんな何だかしっくり行かないのです。それに比べて、子供たちは、結構楽しそうにやっています。羨ましいです。中高生に至っては、みんな上手ですし、快感すら感じているようです。やっぱり大人になってしまうと、難しいのでしょうか?
でも、今更やめるなんて言えないし、このままではいやだし・・・・・もういいや!って思っちゃいました。少し気持ちは楽になったけれど、相変わらずうまくできません。
何回か前のお稽古で、プロの役者さんの梶さんが初めて入ってくれました。凄いのです。何だか、答をくれたようです。口の開け方とか言い方とか、とても参考になりました。彼はロンという役なのですが、場面が始まると、普通の青年が、ロンおじさんになってしまうのです。もっと凄いと思ったのは、セリフがない時のお芝居です。誰かのセリフに反応する表情とかが、優しいロンおじさんなのです。ちょっと困ったり、ホットしたりなど、細かく反応していました。私は役の中で、どんな人なのかしら?ちゃんとそれを考えるといいのかな、ということも、ロンおじさん、いえ、梶さんから学びました。
次のお稽古で思いっきりやってみたら褒めてもらえました。自分でも感覚を少しつかんだような気がしました。少しですけど。
大人たちは、それぞれ、ビデオを見たりして研究?しています。変な所を、どうしたら変じゃなくなるのか、みんな、一生懸命分析しています。
写真1枚目は、ロンの家の朝ごはんの場面です。


≪ダメ出し≫
2枚目の写真は、ダメ出しをしている所。
「はーい、じゃあ、今からダメ出しをします。みんなメモを持って集まって。」と言われて集まります。お芝居をやっている人たちはみんな、このダメ出しをされるのでしょうか?
他の劇団は知らない私は知る由もありません。
何をやるかと言いますと、全員集められて、演出や振付や歌の先生から、出来ていないところを個人的に、或いは全体的に指摘してもらうのです。それをメモします。大人も子供も。そう、子供たちの前で、ダメな所を言われるのです。とてもイヤです。でも、ここで言われると、どうしても、次のお稽古の時までに出来るようにしなければ、カッコ悪い し、頑張らないと、という気持ちになります。はい、そりゃあ、落ち込みます。いえいえ、落ち込んだところで、良くなるわけではないですし、頑張るしかない所へ追い込まれます。        それが、この間のお稽古では、褒められる人も沢山いました。皆から拍手をもらっていま した。これがまた、拍手をもらえなかったり、ダメが多く出た人には、落ち込みの原因に なります。こんな思いをしながらも、何か出来た感触が自分の中にあったり、誰かによく なったね、と言ってもらったり、いや、違います。そんなことではなく、やってること自 体が、楽しいのです。仕事だったら、こんなに皆の前で「ダメ出し」されたら、やってら れません。でも、ミュージカルは楽しいのです。不思議です。何でしょう?この快感。こ れはやってみないとわかりません。あなたもやってみませんか?


≪我が演出家≫
3枚目の写真、凄いですよね。どこが「風のコンチェルト」かって?ホントです。実は我が演出家が写っています。ひたちなかでは出演しなかったのですが、何と、つくばでは出ます!!
「こんな人が演出家?」なんて思わないでください。普段はもっとダンディです。私たちは演出家を順さんと呼んでいます。子供たちは順君って呼んでます。これってありですか?とも思うのですが、彼は皆のコミュニケーション力アップのため、拍手回しという遊びをよくやります。その中で、子供たちに「順君!」と呼ばせています。みんなが伸び伸びとお芝居出来る様にという、配慮の一つだと、私は思っています。
私たちのような、全くの素人が、ここまで何とかやってきて、本番に向けてみんなで頑張りましょう!という気持ちになれたのは,いいメンバーが集まったこともありますが、順さん始め、指導の先生方の優しい心があってです。もう、言いようの無いくらい落ち込みながらも・・・・・。ダメ出しだって、先生方はダメの一言一言に物凄く気を使ってくださっていることもわかるからこそ、それに応えられない自分が口惜しいし、応えたいと思い、頑張れるのだと思うのです。


本当は美穂先生のダンスも写真を撮りたかったのですが、残念ながら、撮らずじまいになってしまいました。皆さん、本番で、是非ナマを見てください。綺麗です。いつまでも見ていたいと思うダンスです。

今日はこの辺にしておきます。では、また書きますね。今週末のお稽古に向けて、ああ、課題が山積みだ~仕事も山積みだ~

投稿者 キャシー : 22:35 | コメント (8) | トラックバック
2007年09月23日
 ■  Nice to meet you

 Nice to meet you.ひたちなかのジャックさんからブログを引き継ぎましたキャシーです。みなさん、ひたちなか公演お疲れ様でした。私も観ましたが、みなさん熱演で、びっくりしました。とてもいい公演だったと思います。

私は現在つくばの稽古に参加しております。つくば公演まであと少しですが、こちらの様子を皆さんにブログを通してお伝えしたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

 つくばも今熱くなっています。残暑が厳しいのはそのせいかも知れませんね。
まず今回は初めてですので、こちらの公演に至るまでの経緯と、今参加しているメンバーの紹介などしてみたいと思います。

 「ミュージカルワークショップ」の広告を新聞で目にしたのは昨年11月だったかと思います。ミュージカルが大好きな私は飛びつくようにワークショップに参加しました。だんだんメンバーが増えていき、「公演があったら参加したいですか?」というようなアンケートをもらいました。「公演に参加・・・・・・?」私が舞台に?くすぐったいような、恥ずかしいような、でもやってみたいような・・・・・あの照明でまぶしい舞台で衣裳をつけて踊る自分の姿を想像してみました。今まで舞台に上がる自分なんて、考えてもみなかったので随分迷いました。「検討中」というところに○を付けたように記憶しています。先生方にも押されて、思い切って参加してみることに決めたのは4月ごろでした。台本をもらい、M1が振付けられ、5月ころからだんだん「風のコンチェルト」という作品が現実のものになってきました。
 さあ、それからが大変!歌、セリフ、ダンス、どれを取っても、本当に難しい!!何だか無我夢中でここまできてしまいました。

 さて、つくばのメンバーですが、小学2年生から40代まで、幅広いメンバーが集まっています。役ごとにチームが組まれています。

<風チーム・遊びチーム>
 大体子供という生き物を目にしたことはあっても、一緒に歌ったり踊ったりなんて、ちょっと異次元の体験のようです。子供 ― 時にはうるさく、時にはかわいい、不思議な生き物です。あの澄んだ歌声には癒されます。「風のコンチェルト」は子供をうまく生かしている作品だと思います。子供がこの作品の中でどのように生かされているのか、是非皆さんご覧頂きたいと思います。
 
<オネエチーム>
中高生のダンスや歌のうまさには本当に驚きです。乞うご期待です。この年齢と話せるのも滅多にないことです。この間は、稽古の合間に、中学生が研究職の男性に数学を教わっていました。かと思えば、彼はダンスを教わっていたり。ここはやっぱり不思議な空間です。このオネエチームには5年生もいて、大きい子たちに混じって頑張っています。

<母親チーム+単品父親>
 ここは最も濃いチームかも。しかも、みんな本当に初心者。職業も日頃の生活環境もバラバラで、メンバーが集まるのだけでも大変です。でも、心意気だけは他のチームに負けません。一番自主練しているなんて、自負しています。勿論私もこちらに所属です。
 まあ、自主練はしていますが、イメージと違って出てくる声、違うニュアンスになってしまうダンス、違う言い回しになってしまうセリフ・・・・どれを取っても、本当に難しいです。しかも、実際親になっている人は一人だけで、他はみんなそんな経験はないのです!!だから余計難しいし、やっていて面白いのです。そして何よりみんなで励ましあって練習出来るのと、先生方の楽しいレッスンで、初心者の私たちもここまで頑張って来られました。さあ、今日も気合入れて ♪楽しいひととき~

<魔界チーム>
ここも、きっと「魔界こそ最強の濃さを誇るチーム」と思っているかも知れません。まあねえ・・・・・濃いっていうか、雑然?としているチーム・・・・・
 何せ、30代男性2名、女子中高生2名、大学生、社会人というメンバー構成ですから。
 「魔界って何?」舞台を観てのお楽しみ。

 他に応援で入ってくれているロンとパフ、木の精。
 この劇団の素晴らしいところは、ロン役の梶さんの演技や、木の精役の美穂さんのダンスなど、プロの方の生の演技やダンスが、本当に目の前で見られることです。これを観て育つ子供たちは本当に羨ましいです。こんな小さい頃から生の良いものを目の当たりにすること、色々深く考えさせられる作品と向き合える経験は、子供たちの将来にどのようにつながっていくのだろうかと、楽しみになります。
 
 みなさん、公演楽しみにしていてくださいね。
 次回は、稽古場の様子などもお伝えしたいと思います。See you again.

投稿者 キャシー : 23:26 | コメント (2) | トラックバック
2007年09月18日
 ■  公演を終えて…

皆様、大変ご無沙汰しております。ジャックです。えっ、ブログはもう終わってしまったと思った?って… 大変、失礼しました。ひたちなか公演が終わり、大変遅くなりましたが、ちょっとブログを書かせていただきました。

☆ 多くの人たちへの感謝
遅ればせながら… 多くの方々の支えにより、おかげさまで第16回ひたちなか公演「風のコンチェルト」が幕をおろしました(つくば公演まで20日を切りました…)。稽古場を提供してくださった方々、チラシを店頭に出してくださった方々、広告掲載にご協力くださった方々、取材をしてくださった方々、会場で温かい拍手を送ってくださった方々、「良かったよ、これからも頑張ってね」と声をかけてくださった方々、会場に足を運ぶことはできなかったけれど応援してくださった多くの方々、本当にありがとうございました。私達も、正直、苦しい状況も多々ありましたが、皆様から「劇団クリエ」に対する熱い思いを頂き、私達はこのうえない喜びを感じました。

☆ 「風のコンチェルト」から感じるもの…
 感じるものを語り始めるときりがないので、舞台演出と役者にスポットをあて私の感想を一言ずつ述べておきます。
 最初は、「舞台」に関して…。劇団クリエの作品の魅力は、何と言っても上原先生の脚本・後藤さん(ちあにぃ)の音楽・成瀬さん(あかり組)の照明のコラボレーションです。3人がそれぞれの魅力を出し切り、それをコラボレートさせます。私にはよく分かりませんが、3人がお互いの役割を尊敬し合い、そして最大のものを引き出しているように感じます。さらに、梅原さんと西林さんの振付したダンスが加わり、私達のそして観客の目や耳、心を十分に楽しませてくれました。そのなかでも、当日、成瀬さんの照明が、舞台に命を吹き込んだように私には感じました。特に私が感激したのは、「風のコンチェルト」のシンボルとなっている牧場にある古い大きな木の演出です。ステージの上から降りた白い透き通る布に、照明の色が入り、古い大きな木が幾重にも表情を変えていきます。場面により、主人公のニースの心を映し出すかのように、その姿を変え、とにかく美しく、圧巻でした。
 今回の舞台に命を吹き込んだのは、演出だけではありません。役者たちの活躍も光っていたと思います。現実と重なり合う問題に対し、自分の中で試行錯誤しながらセリフを発していた中・高生が演じた女の子達…。母親としての自分の子育てや先生としての生徒達への接し方を振り返りながら演じていた母親達…。自然のもつやさしさやエネルギーを十分に表現していた葉っぱの精や風の精達…。大人の心の中に潜んでいるもう一人の自分を感じながら演じていた魔界厄介達…。今の世の中で子ども達が忘れがちな自然と遊ぶことの魅力を会場に伝えてくれた男の子達…。幸せの形を改めて考えさせてくれたロン・パフ夫婦…。そして、主人公のニースにそして私達に、生きていくことに自信を持たせてくれた木の精…。それぞれの役者が、本番の舞台上で自分の「役」を忘れるほどに「役」と一体になり、会場にメッセージを送っていました。
 この公演を通し、足を運んでくださった方々が、役に成り切って演じた役者達が、そして役者の親達が、それぞれの生き方を問い直すきっかけとなったと感じています。「生きてるって楽しいね」… 「風コン」が私に残してくれた大切な宝物です。

投稿者 ジャック : 22:01 | コメント (1) | トラックバック